こんにちは。松原市・河内天美駅の医療法人櫻陽会 たなか歯科クリニックです。
仕上げ磨きのときに、お子様の下の前歯の後ろを見て、
「乳歯がまだあるのに、もう一本歯が生えている!」
「歯が二列になっているけれど、大丈夫?」
と、驚いたことはありませんか?

初めて見ると、「このまま歯並びが悪くなってしまうのでは」と心配になりますよね。

乳歯が抜ける前に、その後ろから永久歯が顔を出すことは、下の前歯の生え変わりで見られます。ただし、自然に乳歯が抜けるのを待てるか、抜歯を検討したほうがよいかは、お子様によって異なります。
今回は、歯が二列に見える理由と、気づいたときの対応についてお話しします。

◆目次

  1. 1.どうして乳歯の後ろから永久歯が生えるの?
  2. 2.このまま待っていても大丈夫?
  3. 3.乳歯を抜けば、歯並びはきれいになる?
  4. 4.ご家庭で気をつけたいこと
  5. 5.当院では、お子様の様子に合わせて診療します

◆どうして乳歯の後ろから永久歯が生えるの?

通常、乳歯は生え変わりに伴って根が吸収され、徐々にグラグラして抜けていきます。

ところが、永久歯が生えてくる位置によっては、乳歯の根の吸収が十分に進まず、乳歯が残ったまま永久歯が出てくることがあります。
特に下の前歯では、永久歯が乳歯より舌側、つまりお口の内側から顔を出すことがあります。
そのため、一時的に乳歯と永久歯が前後に並び、歯が二列になっているように見えるのです。

この状態を見つけたからといって、将来の歯並びが悪くなると決まったわけではありません。
ただ、ご家庭では、乳歯の根や永久歯が生える場所まで確認することはできません。気づいた段階で、一度歯科に相談していただくと安心です。

◆このまま待っていても大丈夫?

判断するときには、乳歯の揺れ方や永久歯の生え方、歯が並ぶ場所などを確認します。

乳歯がグラグラしている場合
乳歯の根の吸収が進み、自然に抜けるところまで近づいている可能性があります。
歯科で状態を確認したうえで、抜けるまで経過を見る場合もあります。
ただし、「揺れているから必ず待ってよい」というわけではありません。痛みや食べにくさがある場合も、あわせて相談しましょう。

乳歯がほとんど動かない場合
永久歯が見えているのに、乳歯がしっかり残っている場合は、乳歯の根の吸収が十分に進んでいない可能性があります。
永久歯の生え方に影響していないかを確認し、必要に応じて抜歯を検討します。
「もう少し生えてから」と自己判断で待ち続けず、一度診てもらうことが大切です。

また、上の前歯など、下の前歯以外の場所で二重に歯が見える場合も、同じ状態とは限らないため、歯科で確認しましょう。

◆乳歯を抜けば、歯並びはきれいになる?

「乳歯を抜けば、後ろの永久歯が前に移動するのでしょうか?」という疑問もありますよね。

乳歯が抜けた後、舌の働きなどによって、内側に生えていた永久歯の位置が変わっていくことはあります。
ただし、どの程度並ぶかは、あごの大きさや歯の大きさ、永久歯が生える場所によって異なります。

歯が並ぶ場所が足りない場合や、ほかの歯とのかみ合わせに問題がある場合には、乳歯を抜くだけでは整わないこともあります。
そのため、「抜けば必ずきれいに並ぶ」「二列になったら必ず矯正が必要」と、どちらかに決めつけることはできません。

歯科では、目の前の乳歯だけでなく、周りの歯やかみ合わせも含めて確認します。
乳歯が抜けた後も、永久歯の位置がどう変わっていくか、定期的に見ていきましょう。

◆ご家庭で気をつけたいこと

乳歯を無理に抜こうとしない
永久歯が見えると、乳歯を早く取ってあげたくなるかもしれません。
ですが、糸を結んで引っ張ったり、強くねじったりして抜くことは避けてください。
まだ根や周りの組織に支えられている歯を無理に抜こうとすると、痛みや出血につながるおそれがあります。

二本の歯の間も、やさしく磨く
乳歯と永久歯が重なっている部分は、歯ブラシが届きにくく、汚れが残りやすくなります。
仕上げ磨きでは、お口の内側からも歯ブラシを当て、永久歯の周りをやさしく磨いてあげましょう。
歯ブラシの当て方が難しい場合は、受診時にご相談ください。

気づいた時期や症状を伝える
いつ頃から永久歯が見え始めたか、乳歯が揺れているか、痛みがあるかを、分かる範囲でお伝えください。
記録のために、無理に歯を動かしたり、何度もお口を触ったりする必要はありません。

◆当院では、お子様の様子に合わせて診療します

「歯を抜くかもしれない」と聞くと、お子様も親御さんも不安になりますよね。
当院では、歯医者を嫌がるお子様には、まずお話をするところから始めます。

診療台に座ってみる、お口の中を見せてもらうなど、少しずつ診療に慣れていただきながら、必要な治療へ進めていきます。
痛みが生じる可能性のある処置では、「痛いかもしれないから、痛かったら手を挙げてね」と、正直にお伝えします。

また、注射を行う際には、先に表面麻酔を使い、針を刺すときの痛みを抑える工夫をしています。

ご家庭でも「今日は絶対に抜かないよ」と約束するより、「歯がどうなっているか、先生に見てもらおうね」と伝えていただければと思います。

歯が二列になっていることに気づいたら、慌てて抜こうとせず、まずはご相談ください。お子様のお口の状態に合わせて、これからの対応を一緒に考えていきましょう。


お口に関するご相談などお気軽にお問い合わせください。
診察のご予約はLINEが便利です♪

<LINE予約>
LINE公式アカウントで予約する

<Web予約>
初診の方はこちら:初診WEB予約フォーム
再診の方はこちら:再診WEB予約ログイン

<お電話>
072-333-8241

医療法人櫻陽会 たなか歯科クリニック

医療法人櫻陽会たなか歯科クリニック